日テレ系にて、毎週土曜夜10時から放送中の『ボイス 110緊急司令室』。
刑事役として唐沢寿明、声紋分析官として真木よう子が主演し、助けを求める人を救っていく“タイムリミットサスペンス”です。
この記事では、1~3話までのあらすじのまとめ、登場人物の関係性、そして事件の全貌を紹介します!
『ボイス 110緊急司令室』ネタバレ考察
『ボイス 110緊急司令室』1話〜3話のあらすじ
“ハマの狂犬”の異名を持つ樋口彰吾(唐沢寿明)は、犯罪グループの張り込み中に妻の未希(菊池桃子)から着信があったものの、業務を優先してしまいます。
それが妻からのSOSの電話だと気付かずに……。
ある日、殺人鬼に終われていた未希から緊急司令室に110番通報が入りました。
それは助けを求める電話でしたが、場所を特定することができず途中で切れてしまいます。
電話に対応したひかり(真木よう子)は、被害者の危険性を感じながらも、上司の指示によりコールバックします。しかし、その着信音によって未希の居場所が犯人にバレてしまい、ハンマーで全身を殴られて殺害されてしまったのです。
ひかりは電話越しに、犯人の声と、そのずさんな犯行の一部始終の音を聞いていました。
1ヶ月後、未希を殺害した容疑者として相原(平原テツ)が捕まり裁判が行われます。
しかし、検察側の証人として証言台に立ったひかりは、「相原は電話越しに聞いた声ではない」と証言します。
証拠として当時の電話の音声データを持ち込みますが、犯人の声が聞こえる直前で音声が切れていたのです。
樋口はひかりの証言に逆上し法廷が混乱する中、相原は釈放されてしまいました。
3年後、科捜研で実績を積んだひかりは、再び緊急司令室に戻り室長に就任します。
“クライシスタイム”。それは、被害者の生死を分ける重要な時間。
“3分で現場到着、5分で現場確認、10分で検挙”
犯人を迅速に逮捕するため、ひかりは独自の捜査ユニット“ECU”を立ち上げ、現場リーダーとして樋口を推薦したのです。
『ボイス 110緊急司令室』1話〜3話ネタバレ解説
ひかりの生まれ持った能力
ひかりは、人並みはずれた聴力の持ち主です。
被害者からの電話越しに周りの音を聞き取り、場所や被害者の状況を割り出しますが、樋口は彼女の能力を信じません。
それどころか、妻を殺した容疑者であった相原を釈放させたひかりを恨んですらいたのです。
しかし、ひかりは女子大生殺害事件では電話越しの微かな水の音から被害者の監禁場所を突き止めたり、女声拉致事件では誘拐されている女性が乗る車種と移動経路を割り出しました。
共に難事件を解決する中で、樋口はひかりの聴力を信じ始め、2人には徐々に信頼関係が生まれます。
もうひとりの被害者
3年前の事件で愛する妻である未希を殺害された樋口。
しかし、この事件の被害者はもうひとりいました。
刑事であったひかりの父親です。
あの日、未希が殺されたことにより見回りをしていたひかりの父親は犯人と鉢合わせになり、未希と同じようにハンマーで全身を殴られて殺されてしまいます。
同じ殺人鬼に愛する家族を奪われた樋口とひかり。
衝突することもありますが、お互い同じ境遇である分気持ちは一緒です。
愛する家族を殺した犯人に復習をすること、そして同じような被害者をこれ以上出さないようにすること、それが刑事としての2人の使命でした。
警察の隠蔽
未希と同じ犯人に殺されたはずのひかりの父親でしたが、事故として処理されたことで警察内部に犯人の仲間がいて、事件を隠蔽したことに気づきます。
事件直後に科捜研に飛ばされたひかりでしたが、事件の真実を突き止めるため、緊急司令室に戻ってきました。
果たして、警察内部に犯人の仲間はいるのか……?が、今後の見所です!
『ボイス 110緊急司令室』1話〜3話の感想
緊張感の張り詰める、スリル満点な作品です。
未希やひかりの父親が殺されるシーン、そして女子大生殺害事件や拉致事件の被害者が監禁されているシーンはあまりの恐ろしさに目を塞ぎたくなるほどで、息を呑むほどでした。
現場の臨場感を画面越しに感じられる作品です。
また、樋口とひかりの刑事としての意思と、人としての強さに胸を打たれるシーンもあります。
愛する家族を失った辛さが分かるこそ、そして自分が守ってあげられなかった悔しさが心の奥底にあるからこそ、事件の被害者を何が何でも救おうと必死に頑張ります。
残忍な犯人と対照的に、人の愛情や温もりが垣間見える作品です。
そして、何より予想もできない事件の真相が気になります!
毎週見逃せない作品です!
『ボイス 110緊急司令室』4話の見どころ
ひかりの父親の死因を知ってることを仄めかしていた、女性拉致事件の犯人の新田(森永悠希)……。
果たして、彼はあの事件と何の関係性が?
新田の正体、そして3年前の事件を隠蔽した真の人物に注目です!