【ウォーキング・デッド】シーズン10第14話ネタバレと考察。
囁く者との戦いが局面を迎える中、シーズン最終話の放送が延期となった本作。
前回、ニーガンがアルファの首を差し出したのはキャロルだったという衝撃展開で幕を下ろした。
14話ではヒルトップを中心に描かれ、アルファの首を見つけたベータの復讐劇が始まる!
序章:キャロルとニーガンの取引
キャロルはニーガンのいる牢へと行き、自分がここに来た理由を聞いた。
ニーガンは最初、いつものようにニヤついていたがキャロルの様子を見て顔つきが変わる。
キャロルのやり方では失敗するばかりだが、自分はまだやりたいことがあると答えるニーガン。
するとキャロルは「アルファの首を取って来れば名誉は挽回できる」といい、ニーガンは真剣な顔で彼女からの取引を受けた。
こうしてニーガンはキャロルによって解放されたのだ。
ニーガンが持ってきたアルファの首は、アルファがヘンリーたちの首をさらしたのと同じように、棒に刺されて境界線で見世物状態にされた。
ニーガンは、キャロルと一緒にアレクサンドリアへ行き称賛してくれると思っていたが、キャロルはなんでこんなに遅くなったのかを責めるばかり。
ニーガンは、イラつきながらも命がけで首を取ったことを説明するが、キャロルは聞く耳を持たなかった。
さらに、キャロルはアレクサンドリアに戻るつもりはなく、ニーガンにひとりで行けと言う。
しかし、ニーガンはひとりで戻ることはできない。
するとキャロルは、ニーガンは自由の身だから好きに生きればいいと言い放つと、その場を立ち去ってしまった。
ニーガンは怒りのやり場がないまま、その場に立ちすくんでしまった。
【ウォーキング・デッド】シーズン10第14話ネタバレ
約束の場所
ヒルトップで生き残った者は、1ヶ所に集まっていた。
するとロジータがユージーンに、皆に話すよう言う。
ユージーンは、あるグループと無線で繋がりその中の女性と会う約束をしていると伝えた。
彼の話に驚いたみんなは不安な顔を見せる。
しかしユージーンは、馬鹿だと思われてもいい、だが多くを失った今バカと呼ばれてもいい言った。
翌日、エゼキエルとユミコがユージーンに同行し、約束の場所へと向かうことになる。
旅の途中で檻に入れられたウォーカーを発見し、自分たちへの警告なのかと警戒したが、ユージーンは違うと思うと言う。
先に進むと街が見えてきたが、そこにはバッグを持たせてロッキングチェアーに座らせているウォーカーがいたり、レストランでは1体にはグラスを持たせ、もう1体にはホークを持たせたウォーカーがいた。
また、ドライバーらしきウォーカーと、警官の姿で違反を取り締まっているかのようなウォーカーもいる。
滑稽なウォーカーばかりで、エゼキエルの笑いが止まらないほど奇妙な場所だった。
もう少し進むと、ハデな格好をした女性が現れる」
「ウソでしょ!はーい!」
女性は笑顔でユージーンたちを迎えた。
アルファ、死してなお……
ひとりで森を歩いているキャロルの背後に、アルファが立っていた。
彼女は、アルファの幻覚を見ていたのだ。
アルファはずっとキャロルに付きまとい、彼女を惑わせていた。
今のキャロルは迷子になっている、自分のやったことに後悔している、あなたは一体何をしたいのか……と。
そんな中、ベータと2人の囁く者は境界線でアルファの首を見つけていた。
仲間のひとりが、ベータがアルファになったと発する。
するとベータは、その男の顔をアルファに近づけて噛ませると、アルファの頭部を愛おしそうに腕に抱えて袋に入れた。
その後、ベータはとある場所に向かっていたが、途中でウォーカーが寄って来たため、アルファに噛ませた男を刺殺して餌食にする。
ベーターは、1軒のバーのような建物に入っていた。
テーブルにはメモが置いてあった。
メモには「2つの目が1つの真実を見る」と書かれている。
部屋の壁には、「一夜限りのライブ」と書かれているポスターが貼られており、ベータはポスターを破り、近くに合ったギターを破壊した。
そして「ライブコンサート」のレコードをかけると、音に引き寄せられるようにウォーカーが集まりだす。
ベータは、メモを見返して「2つの……1つの……」をつぶやくと、アルファの頭部を袋から取り出し、ありがとうと言いながら頭にナイフを突き刺した。
そして、自分のマスクの失われた部分にアルファの皮をつけると、集まったウォーカーの群れに紛れて出て行った。
結末:新アルファ誕生!?
キャロルに裏切られたニーガンは、リディアを拘束していた小屋に入って行ったが、彼女の姿はなく、待ち伏せしていたダリルに背後からボウガンを突きつけられる。
「アルファはどこにいる!?」ダリルが言う。
ニーガンは、アルファは自分が殺したと話すがダリルは信じようとはしない。
そこでニーガンは、アルファを殺害した証拠として、彼女が被っていたマスクを取り出してダリルに見せた。
ニーガンは、ダリルの彼女が檻からだした、囁く者と手を組んだのはアルファを殺すために潜り込んでいたのだと話す。
本当にアルファを殺した証拠に、ニーガンはダリルを境界線のところまで連れて行ったが、その時すでにアルファの首は持ち去られた後だった。
ダリルは再びニーガンにボウガンを向けるが、背後から銃を持った囁く者が3人現れダリルはボウガンを置いた。
囁やく者のひとりがニーガンに言った。
「あなたはアルファを殺した。新アルファだ、跪け」と……。
囁く者はニーガンに跪いた。
ニーガンは、「自分がアルファなのに、なぜアルファではない者が散弾銃を持っているんだ?」と命じ、銃を差し出させた。
ニーガンはダリルをも跪かせて銃口を向けたが、撃ち殺したのはダリルではなく囁く者の方だった。
ダリルはニーガンに縄を解かせる。
ニーガンはダリルと背中合わせに座り、キャロルはもう戻らないという。
牢に閉じ込められていた7年間が本当につらかったが、アルファに受け入れられた時は人間として尊重されている気がして気分が良かったと言う。
ただ、ダリルたちはむやみに人は殺さない、しかし彼らは違う。
特にやつらが子供を殺そうとしたことが許せなかったと話すが、ダリルは返事をすることもなくその場から立ち去った。
その後、キャロルは結局アレクサンドリアに戻ってきたが、ダリルと顔を合わせてもお互い言葉を交わすことはなかった。
【ウォーキング・デッド】シーズン10第14話考察
キャロルの今後は?
キャロルは結局アレクサンドリアに戻ってきました。
彼女がニーガンと取引して逃がしたわけですが、結局はみんなを騙していたことになります。
キャロルは仲間意識は人一倍強く、かつて刑務所で生活していた時も仲間を守りたい一心で病気を発症した女性を殺害しました。
結局、リックから出ていくよう言われてひとりになりましたが、それでも仲間を見守っていたことがありましたね。
終着駅でリックたちの危機を救ったのはキャロルでした。
ただ、今回に関しては自分の復讐心の方が勝ったわけで、このまま仲間と一緒に暮らしていくことのは窮屈になるような気がします。
確かに、アルファを殺すことは戦いに終止符を打つことにもつながりそうですが、ここのところ単独行動が目立ち過ぎるような……。
ダリルがニーガンをアレクサンドリアに連れて戻ったのだとすれば、キャロルに見捨てられたニーガンとはそりも合わないような気もします。
どちらかというと、キャロルは孤立しているので、やはり最終的には船で行ってしまうのかもしれませんね。
奇妙な場所の正体は?
奇妙な場所は、街中にありました。
掃除のスタッフの役割をさせているウォーカーもいたり、今までの【ウォーキング・デッド】では見たことのない光景でした。
ユージーンたちの前に現れた女性が、ステファニーなのかは不明ですがかなり個性的な女性でした。
彼女がユージーンたちを見ても警戒していなかったのはなぜか?
もしかしたら、3人のうちの誰かが知っている顔の可能性もありますが……。
いくら約束していたとしても、彼らが本当に無線の相手だとは分からないと思うので警戒するはず。
表情からするとユミコの知り合い?のようにも見えました。
彼女は新たな協力者になるのか、それとも敵になるのか……。
ウォーカーを飾って遊んでいる(?)ようなので悪い人間には見えないような気もしますが、終着駅やウッドベリーなどの件もあるので用心に越したことはありません。
【ウォーキング・デッド】シーズン10第14話の感想
今回は、キャロル、ダリル、ニーガンのシーンが強烈な印象でした。
ダリルはニーガンから聞いた話を信じたのか、彼をアレクサンドリアに連れて行ったのか、皆に事実を話したのかは不明です。
ただ、ダリルの後をニーガンがついて行ったので、おそらく彼もアレクサンドリアに居るのではないかと思います。
キャロルも戻って来ましたが、結局は彼女も行くところはここしかないという感じですね。
また、エゼキエルが大笑いしている姿は初めてかも?
しばらく笑いが止まりませんでしたが、ある意味ツボに入ると確かに笑えます。
14話では、今までに無いシチュエーションで楽しませてもらえました。
そして、ベータがアルファの皮をつけたり、ウォーカーを集めていたりと、アルファの復讐劇に突入しそうですね。
アルファを殺したのがニーガンだと分かっているので、最後はニーガンと戦うことになるかも?
やはりそこはダリルに始末をつけて欲しいと願うばかりです。