【ウォーキング・デッド】シーズン10第22話ネタバレ解説。シーズン最終話は今まで明かされなかったニーガンの過去が描かれている。彼を変えた何なのか、妻ルシールの最期、そしてニーガンが持つバット・ルシールの意味も明らかに。
【ウォーキング・デッド】シーズン10第22話あらすじ
シーズン10最終話では、ニーガンの過去そしてニーガンを変えた出来事が中心に描かれている。
アレクサンドリアでは議会が開かれ、ニーガンを追放することが決定した。
キャロルはニーガンを連れてアレクサンドリアを出て、近くにある小屋に連れて行く。
夜、ニーガンは暖炉の前に座ると”かつての自分”が「お前はルシール(妻)が居なければ何もない」と話しかけて来た。
ニーガンは男めがけて持っていたグラスを投げつけた。
外に出たニーガンはリックと戦ってクビを切られたこと、アレクサンドリアの牢にいた時の事を思い出し、ミショーンに「ルシール(バット)はどこかを聞く」。
すると、シャベルで地面を掘りだしルシールを見つけ出した。
≡12年前≡
ニーガンは、点滴薬を奪われた挙句、男たちに拘束されていた。
「妻が癌を患っている、薬を持って行かないと妻が死んでしまう」と訴えるが、男たちはニーガンが薬をくれた医師がいる場所を教えろと迫る。
教えなければ点滴薬をトイレに流すと言われ、ニーガンは全てを話した。
【ウォーキング・デッド】シーズン10第22話ネタバレ
ニーガンが男たちに拘束される6週間前
ニーガンの家には、ルシールの点滴薬のストック3本冷蔵庫に入っていた。
しかし、発電機の音でウォーカーを呼び寄せる危険があるため、点滴薬を冷凍庫に移して発電機を止める。
その日の夜。
2人は楽しそうに食事し、ルシールはニーガンに”ジャケット”をプレゼントした。
かつて、ニーガンがルシールに内緒で買った600ドルもする皮のジャケットだ。
この事で、ルシールはニーガンを責め、返品すると言っていたが実は隠し持っていたのだった。
しかし、その翌朝。
冷凍庫の氷が全て溶け、点滴薬が使い物にならなくなってしまっていた。
ニーガンは、点滴薬を探しに行く計画を立てたが、ルシールは「話すことがある」と止めた。
それでもニーガンは、俺は諦めない必要なだけの薬を持ってくると言って出ていった。
世界が変わる7ヶ月前
ニーガンが自宅でゲームに夢中になっている時、妻ルシールが「MRI検査があるから病院に迎えに来てほしい」と頼んだ。
しかし、ニーガンは保護観察官と会う予定があるといって断った。
ルシールは仕方なくひとりで病院に行き、医師から検査結果を聞く。
ニーガンに伝えようと電話したが、彼は電話に出なかった。
「用事がある」と、ニーガンは嘘をついていたのだ。
その日の夜。
ルシールは、帰って来たニーガンに癌を患っていることを伝えた。
フランクリン
ニーガンに点滴薬を分けてくれたのはフランクリンという男性で、娘たちとキャンピbングカーで移動しながら人を救っていた。
数週間もの間、ニーガンはフランクリンたちの後を追い、薬を奪う隙を狙っていたのだ。
ニーガンは、フランクリンに銃口を向けて武器を捨てろと言うが、背後からフランクリンの娘に殴られて気を失ってしまう。
目覚めると、ニーガンは彼らのキャンピングカーの中にいた。
フランクリンはニーガンに食事を与えて事情を聞く。
ニーガンは、妻が癌を患っていることや自分が体育教師だったことを話した。
するとフランクリンは、必要な薬を用意しニーガンに渡した。
ニーガンがお礼を言うとフランクリンは、「自分たちはただ人を助けたいだけだ」と言う。
ニーガンは銃を持って帰ろうとしたが、銃に弾が装填されていないのを心配したフランクリンの娘が「この辺はギャングが出る」と、バットを手渡した。
【ウォーキング・デッド】シーズン10第22話結末
ニーガンは、男たちにキャンピングカーの場所や分かっていること話し、その情報が本当だとして解放された。
ギャングはキャンイングカーをアジトまで持って来ていた。
中では、フランクリンの娘たちが襲われている。
それえを横目で見ながら、ニーガンは薬を持ってバイクで自宅に戻ったが、ルシールの姿が見当たらない。
鹿の部屋に降りてみると、ドアに張メッセージが掛かれていた。
「このまま放っておかないで」と。
部屋の中にはビニール袋を被って自殺し、ウォーカーとなったルシールが片手をベッドにskバリつけた状態でいた。
ニーガンは、涙を流しながらルシールの顔からビニールを外す。
そして、しばらく呆然とした後、近くから有刺鉄線を取りバットに巻きつけ自宅に火をつけバイクで走り去った。
一方で、ニーガンを拘束した男たちはフランクリンを拷問していた。
そこに、ルシールを持ったニーガンがやって来て、まず見張りの男たちを殴り殺した後、フランシスの所にいる男をルシールで殴った。
ニーガンは、フランシスに銃を渡して娘たちの元に行かせ、「俺は今まで人を殺したことはなかった」と言って、男を座らせ、妻ルシールとの思い出話を語った後 ルシールバットを振り下ろした。
そして現在。
背後にウォーカーが現れる。
ニーガンは、リックと戦ったあの丘に行き、ルシールを掘り起こす。
背後からウォーカーが現れ、ルシールで殴り殺すとルシールの先端が折れてしまう。
*
ニーガンが暖炉の前に座っている。
折れたルシールを見ながら「置いてけぼりにしてゴメン。俺は臆病だったから君を失うことから逃げた。あの世で誰か好きな人が出来ているといいが」と話しかけ、ルシールを暖炉に入れ別れを告げた。
【ウォーキング・デッド】シーズン10第22話の感想
妻を失ったニーガンは、その復讐として男たちを殴り殺した。
これが、「人殺しのニーガン」という人物を作り上げた原点となる。
今回、彼は決して強い人間ではないことが分かった。
かつて聖域のリーダーとなっていたのは「私たちには他の人が必要よ」と言った妻の言葉からかもしれない。
1体のウォーカーを殺すのがやっとだった頃もあったが、彼を変えたのはルシールの死とリンクした出来事であることは明らか。
「ニーガン」が出来上がった瞬間だった。
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