【ウォーキング・デッド】シーズン11最終章(第21)ネタバレと感想。ダリルとキャロルは自力で脱出した仲間3人と合流し”指定2”に認定されたコニーを救出した後、仲間が護送された場所を入手した。一方で、強制労働を強いられていたニーガンはエゼキエルにある計画を話し……。
「アウトポスト22」あらすじ
共同体の仲間はコモンウェルス以外のところからもすべて連れ去られ護送されていた。
その中で、マギーが目を覚ます。
マギーはロジータとゲイブリエルの3人で帆付きのトラックに乗せられていたが、見張りの兵士が居眠りしている間に拘束を解き、ゲイブリエルとロジータの拘束も解く。
ロジータとゲイブリエルは、兵士に気づかれないようトラックから飛び降りたが、マギーは見つかってもみ合いになる。
兵士が放った銃弾が運転手の頭に命中し、見張りの兵士はマギーがトラックから放り投げた。
マギーは車を奪って逃げようとしたが、そこに別の護送車やバイク、車がやってきたため森に身を隠す。
朝になり、マギーは離ればなれになり倒れていたロジータとゲイブリエルが目を覚ました。
昨日の兵士がウォーカー化し襲い掛かってきたが、2人は兵士の持っていた武器を奪って倒した後、娘と仲間を助けるため護送車の後を追うことにする。
一方で、バスで護送された仲間たちは目的の場所に到着したが、子供たちは別の場所に移されていた。
バスの中に男が入ってきた。
男は「ここでは名前は必要ない。だから自分の名も名乗らない。お互いを名前で呼ぶな」と指示し、指をさされた者はバスから降りるよう命じる。
指された者の中に、ニーガンの妻アニーもいた。
彼らは車で別の場所に移送され、ニーガンは心配そうに車を見つめる。
【ウォーキング・デッド】シーズン11第21話ネタバレ
捜索
残された者は労働者としてバスが止まった場所で下ろされた。
男は「重労働だがコモンウェルスが安全を保障する。荒野に放り出されるよりはましだ」と説明する。
マギーはひとりで森を彷徨い、ロジータは汽笛の音を耳にし音のする方へ足早に向かう。
そんな中、ダリルとキャロルは離れたところから列車を確認。
見張りの兵士は6人だったが、そこに捕らわれたコニーが連れて来られた。
無線を聞くところによると、コニーは「指定2」と言われており列車に乗せられるようだが、ここで問題を起こせば警告されてしまう。
ダリルは、今はコニーを助けられないと判断し子供たちを優先しようと言ったが、キャロルは「仲間のところまで尾行し一斉に解放しましょう」と提案した。
2人は動き出した列車を奪った車で追いかけて先回りし、必ず通ると予測した場所で待機したがダリルは「待てない」と車に乗り込んでしまう。
するとキャロルは、「コニーが列車に乗せられた時に洞窟のことを思い出した。”死んだら助けられない”。早まれば過ちを繰り返すかも」と説得した。
一方で、線路沿いを歩いていたマギーは自分たちの捜索に当たっていたバイクに乗った兵士から身を隠す。
相手はひとりだ。
そこに子供のウォーカーがやって来る。
マギーは落ちていたナイフを拾い、兵士が銃を構えた瞬間に飛び出して刺し拳銃を奪い殴りつけた。
子供のウォーカーに髪を掴まれたが、ハーシェルと被りなかなか始末できない。
「ごめんね」そう言って、子供のウォーカーの頭にナイフを突き刺した。
そこにダリルとキャロルの乗った車がやって来る。
キャロルは、ハーシェルのことで自分を責めるマギーを慰めた。
そこに、ロジータとゲイブリエルも合流し5人が揃った。
情報
ダリルは先ほどマギーが刺した兵士から、仲間の居場所と”指定2”の意味を聞き出していたがなかなか口を割らない。
そこにキャロルとゲイブリエルがやってきた。
ゲイブリエルによると、その兵士は毎週日曜日に必ず教会に「遅れて来て早く帰る。何か話したい様子だった」とのこと。
すると兵士は、ゲイブリエルに尋ねる。
「俺は赦されるのか。罪悪感と情けなさでいつも胸が苦しかった」
ゲイブリエルは男の肩に手を置き「最期に君は何をする?物語は結末がとても重要だ」と、欲しい情報を話すよう遠回しに尋ねる。
すると男は話し始めた。
「追放者には重労働をさせる 彼らは線路の作業だ」
「場所は?」
「さあ 俺の任務は捜索だ 列車を追えば分かる」
次にダリルの顔見て男は「”指定2”は噂だけ 遠くへ送られ戻らない」
男はゲイブリエルにそばで祈って欲しいと頼み、ゲイブリエルも彼の願いを受け入れた。
ダリルはコニーの救出を先に考えていたが、子供たちを助けるには見つからないようにしなければならないと意見がまとまらない。
するとキャロルが両方達成すると意見した。
列車強奪
まず、5人は列車の分岐点に細工し、列車が止まるように仕向けた。
列車が止まっている間にマギーは運転士を拘束して、数人の兵士を手分けして始末し列車を強奪する。
しかし、兵士のひとりがコニーを人質にとり、その隙にバイクで逃走してしまったのだ。
ひとりでも逃がしたら計画は水の泡。
するとダリルは列車に積んであった別のバイクで後を追い、兵士を始末した。
マギーとキャロルは、先ほどマギーが刺した兵士の元に運転士の男を連れて行き、行先について答えさせようとした。
男は、基地のそばに家族がいることや所長にバレたら強制労働になると怯えている。
そこでロジータが口を開いた。
「家族ですって?彼にも家族がいたはず」と、死んだ男の方を向いて言うと運転士の男は、「地図が列車の機関室にある」と話し始めた。
そこにダリルが戻ってきたが、運転士の男はよほど所長を恐れているのかその場で自ら命を絶ってしまう。
仲間の行先を調べるため、ダリルたちはまず列車から無線を奪いロジータが町との連絡を試みる。
「隊員301より第22基地へ 列車が乗っ取られ森へ逃げ込んだ 現場に戻りたい」
すると元いた場所はどこかと尋ねる返事が来る。
「分岐7 他は全滅」とロジータが答える。
相手は信じたのか「了解 大丈夫 誘導するわ。森の中を真北に進むと開けた場所に出る その先の悪路がパッカード通りよ そこで方角を測定し南へ ハイウェイ30号に出たら東へ クルックスで降りて郊外の町まで進むと壁に囲まれた区域があり監視塔に隊員がいる 線路に近い北東の門に向かって 監視員に伝えとくわ 救助隊を送れなくて悪いわね 知事の命令で植民の処理を行うの」とすべてを話した。
「ナメられたものね。子供たちと家を取り戻し間違いを正すわ パメラの不意を突く」マギーが言う。
強制労働
強制労働の場では食事の時間を迎えていた。
エゼキエルの隣にニーガンがやってきた。
ニーガン:「振り向くな 考えを共有したい」
エゼキエル:「理由があってあんたを避けてきた」
ニーガン:「一度 過去は忘れろ」
するとエゼキエルは、怒りを露わにしながらニーガンがかつて顔を焼いたことや女性に結婚を強要したこと、王国の仲間を虐殺したことを挙げた。
ニーガンも「言っておくが俺も忘れていない。その過去を持つ俺にはここがお似合いだ」と伝え、父親として、そして過去に人を率いた者としてエゼキエルに話しかけた。
「所長は恐怖を武器にしているが恐怖は無意味だ。でも希望には意味がある。俺には無理だがあんたにはできる。」と、団結を呼びかけるよう言う。
みんなと話しが出来ない以上、団結を呼びかけるのは難しいが、ニーガンは自分を犠牲にして”その場”を作ろうとしているようだった。
夜になり作業が終了すると、再び車に乗せられ「アレクサンドリア処理場」と書かれた場所に連れて行かれた。
ここはかつて仲間と暮らしていたアレクサンドリアの町だ。
コモンウェルスはアレクサンドリアを潰し別のものに変えていたのだ。
【ウォーキング・デッド】シーズン11最終章(第21話)の感想
まさかのアレクサンドリアが強制収容所にされてしまいました。
労働者は必要な存在なので、ここで拘束しておくのかもしれませんが子供たちやアニーたちももしかしたらこの町に捕らわれているのかもしれません。
コモンウェルスの兵士や働いている者の中には、罪悪感を持っている者も少なくなく皆それぞれ不満を抱えているんだと改めて分かりました。
コモンウェルスやパメラの腐りきった政治、ボロボロ出てくるのでイラつくこともありますが、ダリルやキャロル、マギーたち仲間が正していくのがより楽しみな展開になってきています。
そして気になるのはニーガンのセリフです。
自分以外はここを出るみたいなことを言っていたので、もしかしたら妻子、そして仲間を守るために犠牲になろうとしているのでは?
マギーとニーガンのスピンオフも進んでいるようなので、ここの展開がどう進むのかもとても気になります。