『わたし、定時で帰ります』9話。
赤字必至な星印の案件のために、結衣の仕事ペースがどんどん狂わされていきそうな『わたし、定時で帰ります。』9話のネタバレあらすじと感想。
家族を優先して休職した賤ヶ岳に代わってチーフを引き継いだ結衣でしたが、徐々に仕事優先に代わっていく日々の中、巧とすれ違いが増えていき…。
『わたし、定時で帰ります。』9話のあらすじ
福永から、晃太朗が福永の会社を辞めた本当の理由を聞かされた結衣。晃太朗は結衣との結婚を考えて残業のない会社に転職したいと希望を出していたのです。
その時に抱えている案件を終わらせたら退職する予定だった晃太朗。結果、仕事を早く終わらせてしまおうと頑張り過ぎて倒れてしまったのでした。
幹部会議に出席していた福永。無理やり社内審査を通した常務の丸杉が突然退職すると発表されました。星印の案件は福永が全責任を負うことになってしまいます。
後ろ盾を失って慌てる福永。赤字を出さず、品質を下げず、残業時間は80時間を超えないようにと釘を刺された福永は、部下を上手く操る作戦に出るのでした。
徐々に仕事に時間を取られていく結衣。巧と過ごす時間が減っていき、2人の心が次第にすれて違っていくことに…。
『わたし、定時で帰ります。』9話の見どころ
ブラック上司・福永の巧みなテクニック
星印と繋がっていた丸杉が退職したことで、後ろ盾を失ってしまった福永は焦ります。赤字を出さずに乗り切らなければ自分の身が危うくなってしまいました。
そこで、福永は結衣以外の社員たちを1人1人個別に食事に誘い、甘い言葉で仕事へのモチベーションを上げさせる作戦にでました。
社長を経験しているだけあって話術のテクニックは非常に長けています。
結果、みんなが自主的にサービス残業をやりたいと思うように仕向けることに成功。福永は、こっそり制作4部のメンバーをファミレスに集結させ、そこで仕事をさせます。
この社員を上手く操れる話術を使えば、なにか福永に適した仕事が他にあるのでは?と思えてしまいます。
スタッフ達が福永話術にハマる中、結衣だけが福永の作戦には乗らず、なんとか社員たちの過重労働をやめさせようとします。「そうやって味方を得たって、本当の信頼は得られないんじゃないですか?」と正論をぶつけるも、「信頼?それ大事?」と、全く福永には響きませんでした。
結衣も遂に残業することに
社員たちのサービス残業をやめさせようと、「私も一緒にやるから残業するなら会社でしよう。」と遂に残業宣言!
晃太朗から事情を聞いた福永は、そんなことしたら残業代がついてしまうと反論しますが、晃太朗は、管理職は残業がつかないから自分がカバーすると言います。結局、晃太朗にシワ寄せがいってしまうことになりそうです。
ネットヒーローズで晃太朗がどれだけの時間を仕事に費やしているかは大きく出てきていませんが、結衣よりも誰よりもきっと大変なのは晃太朗だと推測されます。
連日残業で作業する制作4部。スタッフも徐々に疲労が溜まっていき、会社の空気が悪くなりチームワークにも乱れが生じてきます。
そんなスタッフをまとめることに心も体もへとへとな結衣。結婚式の準備も巧にまかせっきりという罪悪感も重なり、結衣は賤ヶ岳に電話して悩みを相談しながら泣いてしまいました。
結衣の相談を受け、励ます賤ヶ岳でしたが、自分も関係していることから胸がいたかったことでしょう。電話を切った後の賤ヶ岳の表情が物語っていました。
巧が自分の心に気づく?
仕事が忙しい結衣を気づかい、夕飯などの家事や結婚準備も愚痴も言わずに請け負ってあげる巧。
そんな中、小籠包の作り方のヒントをもらおうと上海飯店を訪れました。そこで、常連客から、「婚約者をおんぶしてあげるなんて優しいねぇ。」と言われた巧。それは自分ではないと気づいた彼の中で、結衣に対しての小さな疑念が芽生えてきてしまいました。
結衣と映画の約束をしていた巧。結衣が「仕事でやっぱり行けない」と電話をかけますが、「まだチケット取ってないから大丈夫」と優しく言います。
それを見ていた上司(女)が、「諏訪君ってすごく彼女に気を使うんだね。映画、昼休みチケット取ってたでしょ」と代わりに一緒にいってあげることにしました。
彼女とこの後何を話したのかは分かりませんが、結衣に対して気を使っている自分に巧は気づいてしまったよう。そして、それはある決断をするきっかけとなっていくのでした。
愁が来栖を助ける
晃太朗のようになれるチャンスとばかりに、仕事に頑張る来栖でしたが、過労で倒れてしまいました。
結衣の言葉にも耳を貸さない来栖の事を聞いた愁は、来栖と話をしたいと言い出します。そこで、結衣は来栖を晃太朗の実家へ連れて行き愁に会わせました。
来栖に自分のようになってもらいたくないと思う愁は、無理して働くことで起こる危険性を切々と訴えます。
愁の言葉がようやく心に響いた来栖でしたが、話の一部始終を陰で聞いていた晃太朗は落ち込みます。そして、結衣に愁の支えになってくれたことにお礼をいうのでした。
『わたし、定時で帰ります。』9話の感想
結衣が巧から婚約破棄を言い渡されてしまいました!今度こそ幸せな結婚をしてもらいたいとのスタッフの想いも空しく、2度目の破談となってしまうのか?
「俺はこの会社に来るべきじゃなかったのかもな。」と結衣と話す晃太朗。この来るべきじゃなかった理由は、”働きすぎる自分が周りに悪影響を与えている”からなのか、”結衣と一緒に仕事をすることで、結衣への気持ちが抑えられなくなってしまう”からなのか…。
次回、星印の案件は赤字を出さずに終わることができるのでしょうか?そして結衣・晃太朗・巧の三角関係の結末は?
最終回にどんな結末が待っているのか楽しみです!