オーストラリア発の女子刑務所内でのサバイバルドラマ『ウェントワース女子刑務所』。シーズン3では、トップ・ドックになったビーと、元看守長ファーガソンの対立が激化。
頭脳合戦が繰り広げられ、最後にはウェントワース女子刑務所内で火災発生という大事件が起こりました。死者も出る大火災の中、一命を取り留めたビーとファーガソン。
シーズン4は、新たに改装された刑務所に受刑者たちが戻ってくるところから始まります。
シーズン4の新キャスト
キャスト
キャラクター説明
カレン・”カズ”・プロクター
ビーを尊敬していて、自警団”レッド・ライト・ハンド”のリーダー。女性へ暴力をふるう男たちを次々と暴行したという容疑で収監されてきました。警察に自分を売ったのはビーだと思っていて、刑務所内ではビーと敵対する関係に。
ソニア・スティーブンス
殺害容疑で収監されてきたマダム。
アリー・ノヴァク
カズのグループの一員。カズに薬物依存を助けてもらったこともあり、忠誠心を示していますが、ビーに惹かれていくようになります。そして、この事が周りの運命をも狂わすことに・・・。
ジェイク・スチュワート
新しく入ってきた看守。イケメンで、ヴェラにもちょっかい出したりしますが、実は裏の顔を持っています。
シーズン4の見どころ
新たな友情のめばえ
今シーズンではホロリと涙するシーンもありました。最初は対立していたマキシンとブーマーの関係も変化していきます。乳がんとなってしまったマキシンは、ようやく手に入れた女性の象徴である胸を切除するのを拒み、死を受け入れます。
大好きだったフランキーが出所した後、ブーマーはマキシンと仲良しになっていました。そんなブーマーは、マキシンの手術が遅れていることが気になって仕方がありません。
看守にお願いするようビーに頼んだり、自らも看守に訴えますが、実はマキシンが自ら拒否していることを知って大激怒&大泣き!
ブーマーって最初はフランキーの腰ぎんちゃくで嫌な感じでしたが、ストーリーが進むにつれて、ブーマーの人柄にどんどん惹きつけられていきました。
ドーリーンの赤ちゃんのために、編んだこともない編み物を始め、初心者にはマフラーがお勧め、と言われても(遠回しに、あんたには靴下はムリと言われていた)、靴下を編むんだ!と半ば逆切れしてまでも、一生懸命編み物をするブーマー。
小学生がそのまま大人になったような感じの素直さで、気持ちをそのまま表現するところが本当にかわいくって、視聴者の中でもブーマーファンが増えているのも納得です。
そんなブーマーに触れ、マキシンの気持ちも変化していきます。手術することを承諾し、抗がん剤治療も受けることにしたのです。誰よりも女性らしく、みんなの事をやさしくまとめてくれるマキシン。
どうか、どうか、病気が回復してくれることを願います!刑務所内では、対立していたビーとフランキーですが、ボスの重圧の大変さを知っているフランキーの前で、今まで張りつめていた糸が切れたように弱さをみせるビー。
出所しちゃって、フランキーのシーンが激減して残念ですが、久々にみせてくれたフランキーのあの笑顔は最高でした!
ファーガソンのサイコな策略
ファーガソンのサイコレベルが爆発します。かつての所長を一般房に入れるって普通はありえませんが、まぁここはドラマなので。勝手知ったる刑務所なので、ファーガソンは色んな策略を企てます。
とりあえず、味方確保のために、囚人たちに自分を襲わせるのですが、ここはかなり衝撃的なシーンなので、グロい系の苦手な方はご注意ください。
いくらファーガソンとはいえ、ちょっとショッキングでした。しかし、この件でファーガソンはカズを味方につけることに成功します。
そして、さらに看守・ジェイクまでもお金で操り、自分に不利な証言をするかつての仲間を殺害させてしまいます。新入りの看守・ジェイクは、最初からなんかやらかしそうな予感がしましたが、甘いマスクをかぶったワルでした。
衝撃的なラストに呆然
トップ・ドックとしてのビーの苦悩は増していっていました。トップに立つと、後はもうその位置を必死で維持するか、引きずり降ろされるか……。
ビーは、もともとはそんな悪い人だったわけではないので、囚人たちのトップに立ち続けることは相当のストレスだったに違いありません。
結局、うつ状態になってしまい、自傷行為をこっそり繰り返すようになります。そんなビーの支えになってくれたのがアリーです。アリーはもともとレズビアンだったようですが、ビーも彼女と同じになってしまいました。
男前だったフランキーとは違って、ビーのそういうシーンは、見ていて少し恥ずかしいような印象でしたね。アリーとラブラブになって浮かれているビーは、とっても可愛かったのですが、そんな幸せは本作では長くは続きません。
アリーはファーガソンによって危篤状態となり、またもや愛する人を失ってしまったビーが打倒ファーガソンのために立てた計画は、自分の命と引き換えにしてでもファーガソンを刑務所に戻すという事でした。
シーズン4の感想
衝撃的なラストでした。ビーが血だらけで倒れたところで幕を閉じましたが、ビーは本当に死んでしまったのかと気が気ではなりません。確かに、あんなに何度も刺されたから生きてる気はしませんが。
ビーは主役なのに死んでしまうなんて驚きです。今回は、あまりメインとして取りあげられていませんが、ソニアの存在も気になります。それから、ドリーンは今回どうした?というほど、自分の事しか目に入っていない様子でした。
子どもを産んで、ベビーとナッシュが大切なのは分かるのですが、何だかんだ周りを巻き込んで空回りして、結果ナッシュはベビーと共に遠い実家へ引っ越してしまうハメに。
とはいっても全ては自業自得。ビーが息を引き取るシーンと同じくして目を覚ましたアリー。マキシンの病気やソニアの件など、ビーがいなくなってもまだまだ未解決なことがたくさんな『ウェントワース女子刑務所』。シーズン5もまだまだ波乱の予感がします!