ジャクソンとマリーの関係を知りショックを受けたカズは、自ら兄を暴行したのは自分だとナレルに告白しました。
それを知ったナレルは、リズにカズを殺すよう要求するのですが…。
【ウェントワース女子刑務所】シーズン7第4話のあらすじと感想をお伝えします。
【ウェントワース女子刑務所】シーズン7第4話”カレン”あらすじ
ナレルに弱みを握られているリタは、カズを殺すよう要求され窮地に立たされていました。
要求に応えなければ、自分が潜入捜査官だったことを暴露されてしまうからです。
しかし、もう2度と殺人を犯したくなかったリタは、理由をつけて先延ばしにしていきます。
そんなリタの態度に、ナレルは我慢も限界に達していたのです。
そんな中、マリーが一般棟へ戻ってきました。
マリーを心配し付き添うアリー。
それを見たカズは、ジャクソンと関係を持っていることをアリーに伝えるようマリーを脅迫します。
ジャクソンもまた2人の関係をカズに知られたことで動揺していました。
皆にバレたら仕事どころか人生まで台無しになってしまうと、ジャクソンはマリーと対策を考えます。
刑務所内では、ブーマーがリズの夢リストを叶えるため、副看守長のリンダを買収し、リズが男娼と会えるよう手配していました。
男娼と2人きりの時間を楽しんだリズでしたが、看守を巻き込む思いもよらぬ事態へと発展していくことになってしまいました。
そんな中、仕事量を減らして出産に備えていたヴェラは、定期検診でお腹の子が女の子であると知ります。
自分と母親との関係が最悪だったヴェラは、我が子とも同じ道を歩むかもしれない不安に襲われ、ショックを隠し切れません。
落ち込むヴェラを見てミラー医師が励ます。
そんな2人の関係を見て嫉妬の炎を燃やすジェイク。
ヴェラに、自分も父親として子育てに関わりたいと怒りをぶつけるのでした。
一方、マリーとカズの関係は修復不可能な状況になっていました。
表面上で争うことはしませんが、マリーはジャクソンを使って何とかしようとし、カズはリタから自分の正体やリタが今置かれている状況を聞かされ、マリーの悪事を突き止める証拠探しを始めます。
カズは、マリーの部屋を物色して彼女が持ち歩いているファイルを発見。
マリーはカズに秘密を知られ、怒りと動揺を抑えられませんでした。
全ての問題が解決に向かい始め、カズは心穏やかに皆の元へ向かうのですが…。
【ウェントワース女子刑務所シーズン7第4話のネタバレと見どころ
増えるブラック看守
囚人たちの規律を守る看守ですが、ルールーを守らせるどころか、看守たちが次々と悪事に手を染めていきます。
ショーンは密売人コスタに代わり、自分が違法薬物密輸に関わって金もうけをしようと考えています。
ジャクソンは、マリーと関係を持ち、無意識のうちに彼女に操られる始末。
マリーは、本当にジャクソンを愛しているのか、利用するためだけに関係を続けているのか、ハッキリとは分かりません。
カズにはアリーを愛していると言っていますが、その愛も本物なのかどうか怪しいところです。
ウェントワースの看守としては脇役ながらシーズン1から登場しているリンダ。
彼女も度々囚人たちから買収され、違反に手を貸していました。
副看守長になって、しっかりしないとと言う自覚が一瞬芽生えていたようですが、そんな気持ちもあっさり消え、お金欲しさに囚人の違反に手を貸してしまいます。
今回は、それが死亡事故へとつながる事態になってしまいました。
しかし、悪い看守同士が手を組み、事態はとりあえず収束。
こんなブラック看守の中で、過去には薬物密輸に関与していたりと悪事に手を染めていたジェイクが、最近はいい人に見えてきます。
リズの夢リストが叶うも最悪な結果に
記憶が無くなる前に、もう一度男性と関係を持ちたいというリズの願いを叶えるため、ブーマーはリンダを買収し、男娼との面会をセッティングしました。
ウキウキで部屋を訪れ、男娼ヴィンスと面会したリズ。
その道のプロとはいえ、リズを相手するにはクスリの力が必要だったようで、ヴィンスはバイ〇グラを飲みます。
「あら?私がブスだから?」
と冗談めかしに言うリズに、
「そんなことはないよ。」
と返しつつも、ヴィンスはこっそりもう1錠追加で飲んでしまいました。
楽しい時間を過ごして大満足のリズでしたが、ヴィンスは薬の過剰摂取により死亡してしまいました。
ショックを受けるリズに加え、この面会のために書類を偽造していたリンダは大慌て。
夢のような時間の後に待っていたのは、地獄のような結末でした。
新たな殺人事件
恨んだり恨まれたりと、それぞれの関係性がどんどん複雑化しているウェントワース。
カズを殺さなければ自分の秘密をバラされると思ったリタは、腹を決めてナイフを隠し持ち標的の後をつけていきます。
カズもまたマリーの秘密を突き止め、新たな行動にでようとしていました。
フードを被ってどこかへ向かうカズ。
そしてフードを被った人物を追うリタ。
リタがカズを狙うという構図を描き、視聴者を引き寄せたところでリタが狙っていたのは違う人物だったというドキドキ感が絶秒でした。
実はナレルもフードを被っていたのです。
そして、ナレルを狙うリタをカズが止めるという展開へ。
リタは、なぜナレルを殺そうとしたのか、マリーという同じ敵を持つカズに自分の過去を全て話しました。
それを聞いたカズは、マリーにとどめを打つべく部屋を物色して証拠を掴みます。
マリー破滅へ向けて動き出したかのように見えましたが、廊下を歩くカズをすれ違いざまに何者かがナイフで切りつけます。
首の動脈を切られ大量に出血したカズは、床にМの字を残し息を引き取ってしまいました。
【ウェントワース女子刑務所シーズン7第4話の感想
なんと4話目にして、トップ・ドックのカズが死亡してしまい大ショックです。
子どもの頃は父親から虐待されて被害者だったカズ。
でもそこで終わらせずに戦い続け、弱者を助ける側になりました。
今までの力で囚人たちを従わせていたトップ・ドックと違い、囚人を支配せず自分で選択させる環境を築いたカズ。
トップ・ドックとしてのカリスマ性は少し弱かったですが、彼女の想いが囚人たちにも少しずつ浸透し、ようやくみんなからの尊敬や感謝、愛を感じられるまでになっていた時だったので、衝撃的な展開にビックリです。
最後にミラー医師のカウンセリングを受け、穏やかな表情で、未来は希望に満ちていると話していたのに、その希望とは裏腹にこのような展開になってしまうとは。
誰がカズを切りつけたのかは全く分かりません。
カズが床に書いたМの字が、波乱を巻き起こしそうですね。
Mといえばマリーを思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、そんなに単純なものかなと深読みしてしまいます。
トップ・ドックを失ったウェントワースの今後も気になりますね。