14話ネタバレ
鎮呉の軍師
厳修は仇煙織に鎮呉の一行が上京した後、盧従の行商が都へ来たことを報告しました。また表向きは動乱を逃れてきたとされているが羽振りがよく、武芸者が2人含まれているとも言います。
仇煙織はその中に鎮呉の軍師がいると推測するのでした。
弥紗郡主と西市を散策していた斉焱は刺客に襲われます。そこへ玉真坊に向かう途中の程若魚が通りかかって助太刀しました。
実はこの時路地裏に仇煙織が隠れていて、厳修が合図すると刺客は退却します。刺客が去った後、地面に廬従の令牌が落ちていました。斉焱は盧従の令牌を見ても程若魚を残して弥紗郡主と立ち去ってしまいます。
その後、程若魚は路地裏に仇家の馬車を見つけました。刺客の武術の型は将棋営のものだったので程若魚は仇煙織に、将棋営の兵に盧従の令牌を持たせて襲わせたのではないかと問い詰めます。
厳修は程若魚に「面白い芝居が始まる」と言って廬従の行商を捕縛し始めました。仇煙織は程若魚に鎮呉の軍師が盧従の行商に扮して上京しているはずだと説明します。
一方、韓定から将棋営も軍師のことに気づいたと報告を受けた斉焱は将棋営よりも先に見つけるようにと命じました。またこの件には程若魚を関わらせないようにと指示するのでした。
仇煙織は程若魚に、斉焱があなたを遠ざけて弥紗郡主に近づいたのはあなたを守るためだと教えました。そして仇煙織は斉焱のそばに戻るたった1つの方法は私を皇后にすることだと言うのでした。
そんな中、盧従の行商の1人が姿を消します。斉焱はその者の正体を知っているようでした。
夏紫苑の正体
程若魚が再び玉真坊に向かっていると、夏紫苑が声をかけてきて玉娘のもとに案内すると言いました。しかし夏紫苑は程若魚を林の中に連れて行き気絶させたのです……。
斉焱に厳修からの急報が届き、そこには程若魚が鎮呉の者に捕まったと書いてありました。斉焱はすぐに救出に向おうとしますが、郭氏から呼び出しを受けてしまうのでした。
程若魚が目を覚ますと眼帯の男が料理をしていました。その時、誰かが部屋に入って来たので、程若魚はまだ気を失っているふりをします。入って来た男は孫烈で、眼帯の男を軍師と呼びました。
眼帯の男は孫烈に、自分が上京していることを弥紗郡主には言わないよう指示します。孫烈が出て行った後、眼帯の男は程若魚に空寝はよせと言うのでした。
斉焱が郭氏の部屋を訪ねると弥紗郡主もいました。郭氏は今夜斉焱と弥紗郡主を夕餉に招待したいと言います。斉焱が今日は忙しいので明日にと言うと、弥紗郡主が今日これから出かけるのかと尋ねました。
咄嗟に斉焱が狩りに行くと言い繕うと弥紗郡主がお供したいと言い出します。斉焱は断りますが、郭氏から弥紗郡主を連れて行くように言われてしまうのでした。
眼帯の男は程若魚にこの目は8年前に斉焱に射られたと説明し、仇を討つのは当然だろうと言います。
その頃、斉宸は夏紫苑が自分の部屋に隠れていることに気づき、夏紫苑は軍師の間者だったと察しました。斉宸も夏紫苑に程若魚と同じ場所へ連れて行かれます。
斉宸は程若魚にここは玉真坊だと教えました。程若魚の脈を診た斉宸は心脈が傷つけられていることに気づきます。
斉焱は鎮呉の一行の宿を捜索しますが程若魚は見つかりません。そこへ孫烈が帰って来ます。斉焱は剣を突きつけて程若魚の居場所を問い詰めますが、孫烈は知らないと言い張るのでした。
街中を捜しまわる斉焱を見て、厳修は斉焱の程若魚への愛は想像以上に深いと感じます。
しばらくして袁都が斉焱のところに斉宸も姿を消したと報告に来ました。続けて兵が矢文を持って来ます。それには”程若魚を救いたければ玉真坊へ”と書かれていたのです。
12話-14話の感想
鎮呉は善意から寧和郡主を助けてくれたわけではなく、何か企んでいそうですね。国内での復讐劇かと思っていましたが、他国も絡んできて黒幕に近づくまでますます複雑になりそうです!
弥紗郡主は武術には秀でていてもあまり賢くはなさそう……斉焱はこれからも手を焼きそうですね。仇子梁に目をつけられてしまった程若魚。怖いですねー。斉焱が程若魚を紫衣局に戻らせたのは仇子梁から守るためでしょうか。
また、仇煙織が将棋営の兵に盧従の令牌を持たせて斉焱たちを襲わせたのは盧従の行商を捕縛する口実を作るためだったのですね。
夏紫苑は盧従の軍師の間者だったのですね!軍師は朝露の変で斉焱に恨みを持っているようです。軍師が一連の事件の黒幕なのでしょうか。