与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~3・4・5話ネタバレ

歴史 / 時代劇
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5話あらすじネタバレ

王揚の屋敷

街でつけられていることに気づいた程若魚は尾行者を路地に誘い込み、泥酔させて解放しました。程若魚が後をつけて行くと、その者は王揚の屋敷だった場所に入って行きます。

程若魚が忍び込むとその場所は今は仇子梁配下の”将棋営”の巣窟になっているようでした。程若魚はあの覆面の男が屋根の上で瓦を外して屋敷の中を覗いているのを見かけます。

覆面の男が逃げたので程若魚はひょう(投てき武器)を投げつけますが、逃げられてしまいました。

程若魚が屋敷の中を見ると斉溶が軟禁されていたのです。斉溶は毒を飲まされているようでした。程若魚は斉溶を助け出すことにします。

逃げる途中、程若魚と斉溶は仇煙織に遭遇しました。仇煙織は意外にも2人を外に通じる抜け道に案内してくれます。

その後、厳修が仇煙織のところに、刺客の体内から見つかった鍼は鄭禄が作ったものだったと報告に来ました。仇煙織は誰かが鄭家に罪を着せようとしていると考えます。

程若魚は斉溶を紫衣局に連れ帰りました。斉溶の症状を見た程兮は、斉溶を山奥のとある家に連れて行きます。そこには斉焱と斉溶の叔父である斉宸せいしんが隠棲していました。

斉宸の顔を見た程若魚は”恩人様”と呼びます。程若魚はかつて斉宸に命を助けられたことがありました。

その後、斉宸は仇子梁に”斉溶は私が預かる”というふみを送ります。

文を受け取った仇子梁は仇煙織に、先帝は朝露の変の時に斉宸に皇位を継がせるという遺詔を書いて腹心の韓岳かんがくに託したという話をします。その後、仇子梁が先帝に遺詔を変えさせて斉焱を世継ぎにしたとのこと。

仇煙織は最初の遺詔の在りかを尋ねますが、仇子梁はわからないと答えるのでした。

無謀で命知らず

斉焱は斉宸が斉溶を治療したと聞いて山奥の家を訪ねます。程若魚を見た斉焱は程兮に連れて帰るように命じました。程若魚たちが帰った後、斉宸は斉焱に程若魚をこの件に巻き込みたくないのですねと言うのでした。

その後、斉焱は”先帝の遺詔”の話を持ち出して本来は斉宸が即位していたはずだと言いますが、斉宸は否定します。

その時、斉宸は斉焱の腕の傷に気づきました。傷を診た斉宸はそれが鏢による傷で、鏢を投げたのは程若魚ではないかと言い当てます。

斉焱は程若魚のことを無謀で命知らずだと批判しますが、斉宸は”かような者こそ肝心な時に身を挺して陛下を守るのです”と言いました。

一方、仇煙織はかつて紫衣局から消えた女子たちが蔡氏酒店に現れていたという事実を突き止めます。そして次のような出来事があったことも知りました。

ある中秋の夜、玉娘ぎょくじょうという女子が蔡氏酒店に現れ、男に絡まれのどを切られた。男は家に帰って3日後足を滑らせて水死した。

厳修は兵を連れて蔡氏酒店に踏み込み、酒税を納めていない疑いがあると言って蔡氏を連行します。

程若魚は紫衣局に蔡氏のことを伝えるために皇宮に忍び込みました。それを目撃した斉焱はまた覆面をして程若魚の後を追います。

麗蓉は程若魚が到着する前に蔡氏が連行されたことを知っていて、程兮に報告していました。麗蓉は蔡氏が拷問に耐え切れず玉娘のことを話してしまうのではないかと心配します。

程兮は麗蓉に、蔡氏に亡き夫の後を追わせては?と言いました。

程若魚が程兮たちがいる部屋に入ろうとした時、背後から斉焱が襲います。物音を聞いて廊下に出てきた程兮は程若魚とは気づかずに足に帯を巻き付けて引きずり倒しました。斉焱はその隙に逃げます。

その夜、蔡氏が拷問されている場所に1人の女子が忍び込み、蔡氏に薬を飲ませました。蔡氏は息絶えます。

厳修がその女子を尾行すると”玉真坊”と書かれた建物の中に入って行くのでした。

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5話の感想

仇子梁が配下のアジトにしているのが朝露の変で犠牲になった王揚の屋敷だった場所というのが因縁を感じます。そして仇煙織が程若魚たちを逃がした抜け道は王揚が孫娘を連れて逃げた抜け道のようでしたが……。

程兮は優しそうな顔をしているのに、今まで協力してくれていた蔡氏を口封じしてしまったのがショックでした。また程兮の命令を実行した謎の女子が入って行った玉真坊とは一体何なのでしょうか。

Photo:「与君歌」©H&R CENTURY PICTURES CO.,LTD