与君歌（よくんか）～乱世に舞う運命の姉妹～30・31・32話ネタバレ｜程若魚の正体

32話あらすじネタバレ

右相の正体は斉宸だった！

意識を取り戻した程兮は右相に斉溶の死の真相を明かします。

式典の刻限になっても斉溶が現れないので右車が部屋に行ってみると、仇子梁が従者たちを皆殺しにしていました。仇子梁は右車に、斉焱を連れて来て”病が快方に向かったので譲位は見合わせる”と宣言させるように命じます。

斉焱の体調はだいぶ回復していましたが、斉溶の死因が毒殺だと聞いた斉焱は李得昀に向って「朕の体はもう回復せぬ」と言うのでした。

その頃、右相は仇煙織を訪ねていました。仇煙織は右相が程兮の話から斉溶の部屋の香炉に芫花を仕込んだのが仇煙織だと気づいたのだと察します。

仇煙織が右相に”仇子梁に訴えるか、自分と手を組むか”と迫ると、右相は仮面を外しました。右相の正体はなんと斉宸だったのです！

その後、程若魚は斉焱になぜ李得昀の前で弱音を吐いたのかと尋ねます。

斉焱は自分が襲われた時は李得昀が軍を掌握していたのに、李得昀が簡単に軟禁されてしまったのは第三の人物が糸を引いているのではないかと言うのでした。

程若魚が仇煙織の妹⁉

仇煙織は斉宸に先帝の遺詔を捜すために将棋営の右相になったのかと尋ねます。斉宸は仇子梁の強大な勢力をそぐために将棋営に間者を潜ませ紫衣局という外敵を作ったと答えました。

その言葉を聞いた仇煙織は、祖父は斉宸への皇位継承が書かれた遺詔を守るために死んだと言って斉宸を涙ながらに責めるのでした。

仇子梁は神医と呼ばれる者に斉焱を診させます。神医は仮病の斉焱を診てなぜか”余命幾ばくも無い”と診断しました。程若魚は神医も第三の人物の配下なのかと不思議がります。

一方、右相が帰った後で仇煙織は厳修に、次のことから右相は斉宸ではないかと疑っていたと話しました。

• 右相の本名は十三じゅうさん。斉宸は13番目の皇子。
• 程兮は右相の姉だと言っていたが、斉宸の姉妹に該当する皇女はいない。斉宸の生母である鄭氏は皇帝に仕える前に斉氏の他の者の妾だった。つまり程兮は斉宸の同腹の姉。

また仇煙織は程兮から斉溶暗殺を持ちかけられたことも明かします。実はこの時、斉溶は神医によって伝染病で死んだことにされていたのです……。

百空寺に戻った斉宸は右士に、朝露の変の時に仇煙織（王若清）だけを見つけられなかったことへの後悔を語りました。また斉宸は王若清に妹が生きていることを告げれば、程若魚が斉焱を仇だと知ってしまうと悩むのでした。

その夜、悪夢にうなされた程若魚は自分に姉がいたことを思い出します。また韓岳の作った桜桃畢羅を食べたこともはっきりと思い出していました。

その話を聞いた斉焱は程若魚が朝露の変の犠牲者の子孫だと気づき、衝撃を受けるのでした。そんな中、盧従の残党が兵を挙げたとの知らせが届きます。

30‐32話の感想

右相の正体が斉宸だったことに驚きです！そういえばなぜかやたらと斉宸の後ろ姿が映ると思っていましたが、それは右相と背格好が似ていることを暗示していたのかもしれません。

また繰り返される回想シーンで薄々気づいてはいましたが、程若魚は仇煙織の生き別れた妹だったのですね。確かに程若魚の記憶が戻ったら朝露の変の時に斉焱に射られたことも思い出してしまいますよね……。

それにしても斉溶の死を伝染病として処理したり、仮病の斉焱を”余命幾ばくも無い”と診断したりと不可解な言動をする神医とは一体何者なのでしょうか。