37話あらすじネタバレ
斉焱を尾行して棺を見た程若魚は、仮面をつけた亡骸は自分の身代わりだと考えます。程若魚の気配に気づいた斉焱は「出てこい」と言いました。程若魚はうれしくて思わず斉焱に抱きつきますが、斉焱は程若魚を偽者扱いし供えてあった清光剣を抜きます。
程若魚は仮面を取りますが、斉焱は剣を下ろさずに密書を投げてよこしました。程若魚が密書を見ると”程若魚に似て弁が立つ女を見つけた 紫衣局の武術は習得済み 凌泠と名づけて軍に送り戦功者として帰京後計画を進めさせる”と書かれていたのです。
斉焱は「そなたは朕の子を産み次の操り人形として仇子梁に渡す気か?」と言い、程若魚の鎧に剣を突きつけ「消えろ」と言いました。程若魚が部屋から出て行った後、斉焱は咳き込んで血を吐きます。そして心の中で”すまない”とつぶやくのでした。
その後、仇煙織が程若魚に「私の部屋で寝ましょ」と言いに来ました。程若魚は自分を閉じ込めるつもりなのではと疑いますが、仇煙織は自分の部屋なら見張られないし、いろいろな学問を教えてあげられると言います。
翌日、仇煙織は程若魚に出題した陣を解かなければ宴に行かせないと言いました。陣は難解で、程若魚は気晴らしに散歩してくると嘘をついて斉宸に答えを聞きに行きます。
何も知らない斉宸は程若魚に答えを教えました。教えた後で斉宸は程若魚が宴に行くのを仇煙織が止めようとしていたと察します。
宴に行く前に程若魚は程懐智に会い、自分は程若魚だと斉焱に認めさせる手助けをしてほしいと頼みました。そこへ斉焱が来ます。程懐智は程若魚が生きていたと言いますが、斉焱は別人だと否定するのでした。
その後、斉焱は棺の中の”程若魚”に「朕はあまり長く生きられぬ」と語りかけます。皇宮から帰る程若魚を仇煙織が迎えに来ました。そして仇煙織は「これからは私のいる場所こそがあなたの家よ」と言うのでした。
翌日から程若魚は仇煙織に学問を教えられ、厳修に武術を教えられます。そんな中で程若魚は斉焱が自分を程若魚だとわかった上で、安全のために否定してくれていると気づくのでした。
また斉宸は程兮が吐蕃から盧従へ行き、その後行方不明になっていると知ります。斉宸は右士に、程兮が頼るはずの麗蓉を見張るよう指示しました。