46話あらすじネタバレ
皇宮へ向かう馬車の中で斉焱は程若魚に今回の策の種明かしをします。斉焱は仇子梁の息のかかった太監であった高平を生き別れた妹に会わせることで寝返らせ、暗闇の部屋から脱出したとのこと。また斉焱は朝露の変の真相も話しました。
王揚は、もし失敗したら遺詔があるという噂を広め仇子梁の注意を引くように言った。そして王揚は斉焱が仇子梁の信頼を得るには、仇子梁の目の前で王揚を殺さなければならないと言った。斉焱は特製の矢じりで王揚を射るつもりだったが、仇子梁に先回りされて殺されてしまった。そのため斉焱は孫娘2人は生かそうと特製の矢じりで射た。
真相を聞いた程若魚から仇煙織も朝露の変と関係があるのかと問われた斉焱は、朝露の変で死んだ賢臣の子孫とだけ答えました。その時、馬車が皇宮に到着し、韓定が仇煙織の身が危険だと報告します。
程若魚が駆けつけると、斉宸が仇煙織は一命はとりとめたが弱っていると言いました。斉宸は仇煙織に付き添うよう程若魚に言って立ち去ります。程若魚は昏睡状態の仇煙織に次のように語りかけました。
仇煙織が将棋営の仕掛けを全部教えておいてくれたから自分は脱出できた。あの時”程若魚を利用するために助ける”と言ったのは嘘だとわかった。
すると仇煙織は目を覚まし程若魚を抱きしめます。そして仇煙織は厳修に守ってくれるように頼んだので都を離れるようにと言いました。程若魚がなぜ命懸けで自分を助けるのかと問い詰めると、仇煙織は明日生きていたらすべてを話すと言います。そこへ斉焱が来て「なぜなら明日ある者が来るからだ」と言うのでした。
その頃、仇子梁は左車に張忠如を殺すように命じていました。翌朝、左車は仇子梁に張忠如の首を届けます。左車はその功により仇煙織の役職だった”掌棋人”に新しく就任しました。
斉焱がその日の朝議に行くと出席者が少なく張忠如の姿も見えません。そこへ仇子梁が首桶を持って現れます。斉焱は仇子梁に屋敷で反省するように命じたはずだと言いますが、仇子梁は平然と昨夜都で将軍たちが殺されたと聞いて馳せ参じたと答えました。
そこへ面紗をつけた女性が兵を引き連れて入って来ます。彼女は斉焱に誕生日の贈り物を献上しに来たと言って箱を差し出しました。その箱の中には鎮呉の8万の兵の兵符が入っていたのです。女性が面紗を外すとそれは弥紗郡主でしたが、頬には大きな刀傷がありました。
弥紗郡主は斉焱が用意した身代わりのおかげで命は助かったが、この傷は左車にやられたと言います。また左車が首をとったはずの張忠如も韓定とともに逆徒を捕らえていました。