8話あらすじネタバレ
深夜の出来事
仇煙織は復職した程若魚に私たちの共倒れを狙っている第三の人物がいると言い、それを調べるために手を組もうと誘いますが、程若魚は断ります。
実は斉焱は朝露の変の時に特殊な矢じりと射方を用いて殺したふりをし、生かしていた人物が3人いました。そのうちの1人が鄭嫵だったのです。斉焱は今は生死のわからない他の2人に想いをはせるのでした……。
ある日の深夜、斉焱が部屋で弓の稽古をしていると程若魚が入ってきました。斉焱は程若魚を部屋から追い出そうとしてつまずき、咄嗟に程若魚の腕を掴んでしまいます。
程若魚は斉焱に覆いかぶさるように倒れ、唇と唇がぶつかってしまうのでした。その時ちょうど程懐智が入って来て、程若魚は慌てて部屋から出て行きます。
寧和郡主
仇煙織から右馬は斉宸に仏見笑の毒で操られていたのではないかと聞いた仇子梁は、わざと右馬の目の前で仏見笑の鉢植えを割りました。右馬は「私は潔白です」と言い遺して鉢の破片で自害してしまうのでした。
兵が放り投げる的を射る稽古中、程若魚はなかなか命中させることができません。見かねた斉焱が手をとって構え方を教えると程若魚は見事に的を射ることができました。
その後、斉焱に郭氏の誕生日の祝賀式典の相談に来た斉宸は寧和郡主は来れるだろうかと言いました。寧和郡主は斉宸の姉で盧従節度使に嫁いだものの盧従節度使が亡くなり、今は盧従の地が混乱しているのです。
一方、厳修が刺客の体内から見つかった毒鍼の毒の種類がわからず困り果てていると、将棋営の左馬がどんな毒かと尋ねてきました。
左馬は毒鍼を調べ、フグの毒だと突き止めます。それを聞いた仇煙織は先帝がフグの毒で自害したのとただの偶然とは思えないと言うのでした。
夜になり、程若魚は1人の男が斉焱を訪ねてきたのを物陰から見ていました。それに気づいた斉焱は程若魚を呼び寄せ、その男と引き合わせます。男は韓定と名乗り、斉焱に次のように報告します。
鄭嫵は生前、宮女の紅姑と会っていた。紅姑は鄭嫵の乳母の妹で、鄭嫵の死の3日後に水死した。紅姑は寧和郡主の侍女だったが寧和郡主が都を出た後落ちぶれて門番をしていた。
この1年間で紅姑は1度だけ盧従からの文を受け取った。文の内容はわからないが文を受け取った紅姑は”再起できる”と喜んでいたようだ。”再起”とは寧和郡主の帰京だろう。
その頃、斉宸と程兮も同じ情報を得ていました。程兮は斉宸の姉である寧和郡主が斉焱と仇子梁を争わせて共倒れさせ、斉宸を即位させようとしているのではないかと考えます。
8話の感想
8年前に斉焱が生かしたあと2人の人物とは一体誰なのでしょうか。
疑わしい人物が次々と登場したり、フグの毒によって先帝の自害とのつながりが判明したり、ますます謎が深まっていきますね。