10話ネタバレ
玉真坊の死士
一旦自分の部屋に戻った左馬はある書類を持ち出し、外へ逃げます。同じ頃、程若魚は林の中で斉焱が隠しておいた馬を見つけて玉真坊の隠れ家へ向かおうとしていました。
追われている左馬を見かけた程若魚は自分と一緒に隠れさせます。左馬は執剣人の証である清光剣を見て程若魚が執剣人だと気づきました。
程若魚は馬に乗って左馬に一緒に乗るように言います。ところが左馬は持ち出してきた書類をこっそり馬の鞍の下に隠した後、馬の尻を叩き程若魚を送り出しました。
林の中で厳修に見つかった左馬は剣を捨てて降参します。左馬は仇煙織の前に連行されました。左馬は仇煙織の素性を疑っていて、出生地とされている南嶺に行ってみたが合致する娘はいなかったと言います。
また左馬はかつて仇煙織の心脈を傷つけたと仇子梁に誤解されて罰を受けたことがありましたが、調査の結果、仇煙織は芸妓になる前にすでに胸に大きな穴があったことがわかったとも言いました。仇煙織が開き直ると、左馬は調査結果を程若魚に渡したと言います。仇煙織は左馬を投獄するのでした。
一方、玉真坊の隠れ家に着いた程若魚は死士たちが玉牌をかけて戦い合っているのを見ます。1人の死士が玉牌を勝ち取った時、程若魚は隠れ家の中に飛び込みました。
死士たちは程若魚に剣を向けますが、程若魚は清光剣を見せて今日から玉真坊を統べると言います。しかし程若魚は死士たちに剣で破れ、死士の1人、夏紫苑に「たとえ清光剣を持っていても私たちを動かせないわよ」と言われてしまうのでした。
3つの巾着
都では斉焱が程若魚を心配し、斉宸に配下の袁都を程若魚を守るために遣わせてほしいと頼んでいました。袁都は程若魚を捜している将棋営の兵を倒しながら程若魚の元へ駆けつけます。袁都は斉宸から託された3つの巾着を程若魚に渡し、1つずつ開けるように言いました。
1つ目の巾着には玉真坊の陣を破る術が書かれていました。程若魚はその術を修得して死士たちを破り、玉牌を勝ち取ります。
2つ目の巾着には処方箋が入っていました。程若魚は坊主の玉娘が一言もしゃべっていないことに気づき、のどの薬の処方箋だと考えます。程若魚が処方箋を渡すと玉娘は自分の玉牌を程若魚に渡し、死士たちは程若魚にひざまずきました。
3つ目の巾着には何も入っていませんでしたが、巾着の表面には”子供がお天道様を論ず”の図の刺繍がしてあります。程若魚がその意味を考えていると袁都が撤退の鐘を鳴らしました。
袁都は将棋営の兵が山腹まで迫っていると言い、死士たちに寧和郡主の隊列に紛れ込むように指示します。また宮中に戻るように言われた程若魚は夏紫苑を連れて行くことにしました。都に戻る途中、将棋営に遭遇した程若魚は夏紫苑を先に馬で逃がし、1人で立ち向かうことにします。
仇煙織は程若魚に左馬から預かった物を渡すようにと言いますが、馬の鞍の下にあった書類が左馬のものだとは思っていない程若魚は何のことだかわかりません。
程若魚が書類を身につけていないとわかった仇煙織は、夏紫苑が乗って行った馬を追うように兵たちに命じます。仇煙織が程若魚を捕えようとした時、斉焱が兵を連れて駆けつけました。
斉焱は程若魚を自分の馬の後ろに乗せて連れ帰ります。帰る途中、夏紫苑と合流しますが、斉焱は夏紫苑のことを以前から知っているようでした。
その後、仇煙織は左馬の牢に行き「程若魚が預かった物を見た あれで私を倒せると思った?」とはったりを言って左馬を釈放します。
10話の感想
寧和郡主と仇子梁の因縁も深そうですが、仇煙織と左馬の因縁も深そうですね。いろいろなところで恨みが渦巻いていて怖いです。
最終的には程若魚が玉真坊を統べることができてよかったですが、だったら斉焱は最初から袁都を程若魚に付き添わせるべきだったんじゃないかなぁと思ってしまいました。
実際は左馬の書類は見つかってないのにポーカーフェイスではったりを言う仇煙織がさすがです。