登場人物
浦飯幽助
演:北村匠海
未成年ながら喧嘩やカツアゲなどを常習とする、大人も手を焼く不良ですが、根は正義漢で情に厚い青年です。
霊界探偵となってからは暴力的な性格が好転し、敵味方問わず人を引き付ける存在になりました。考える前に手が出るタイプで型にはまらない行動に周りはヒヤヒヤしますが、本人はいたって大真面目。
生き返る試練の際、幼馴染の蛍子に危険が及ぶのを自身を顧みずに助けるなど憎まれ口を叩きながらも彼女をとても大切にしています。霊力値は高く玄海の弟子になることで力の使い方を学び、その後の実戦する度に上達していきます。
霊力を飛ばす霊丸が必殺技ですが、本人曰く肉弾戦がもっとも得意。北村匠海のルックスが幽助のイメージ通りなので期待が高まります。
蔵馬
演・志尊淳
中性的な顔つきで頭脳明晰、高校の成績は常にトップ。冷静な判断力と時に冷酷かつ残忍な性格を持ち合わせています。南野秀一と名乗っていますが本当の姿は妖狐蔵馬。
魔界で有名な盗賊でしたが、深手を負って人間界に逃げた際、妊娠中だった南野志保利の胎児に憑依して回復を待ちました。
頃合いを見て姿を消そうと考えていた頃、母親が自分をかばって怪我をしたことに罪悪感を覚え、のちに体を壊して入院した母親を親として慕っていることに気づきます。
母を助けるために命をかけようとしていたところ幽助に救われ、その後は仲間として共闘、行動を共にするようになります。植物を操るのが得意で、種、花、草などを用いて相手を追い詰めます。
原作では、道端の雑草も蔵馬にとっては鉄よりも鋭いナイフと言われ、主にバラの花を刃の吹雪や鞭に替えて攻撃します。
中性的な顔立ちである蔵馬を同じ中性的な顔である志尊淳が演じるとのことで、彼の冷静沈着な演技や少し鼻にかかる声がぴったりハマるような気がしています。
飛影
演:本郷奏多
雪女の国で双子の兄として産まれましたが、男であったがため忌み子として谷から捨てられてしまいます。盗賊に拾われて生き伸び、幼いながらも上クラスの妖怪として悪名を轟かせていました。
血が好きな暴力的かつ残忍な性格ですが、生き別れた妹を探すなど愛情深い一面も持ち合わせています。妹を探すため激痛に耐え、額に施術した第三の目・邪眼を使って探し物ができるほか、人間界の炎や魔界の炎を操ることができます。
霊界の依頼としてきた幽助と戦うも敗北。その後は行動を共にすることが増え、憎まれ口をたたきながらも幽助や蔵馬、桑原を仲間として認めている様子です。
人間のような風貌をした妖怪飛影を、いい意味で人間離れの雰囲気を纏う本田奏多が演じます。目元のキレが飛影を思わせます。
桑原和真
演:上杉柊平
幽助をライバル視して勝負を挑むも、毎回黒星の同級生。喧嘩っ早い不良ではありますが万引きやカツアゲなどは一切やらず、男気にあふれ情に厚い仲間思いの青年。
ある日、自身に不思議な力があることを玄海に相談しに行ったことで偶然 幽助と遭遇し、成り行きで霊力が開花したことでその後は幽助と共闘することになります。
霊界探偵の指令先である垂金の屋敷でとらわれていた雪菜に一目ぼれ。実は飛影の妹ですが、ひとり知らされることはなく、ある意味それが平和と思わせます。パワータイプの幽助と違い予知や直観力に優れているタイプ。
基本は霊力を剣にして戦うスタイルです。実写といえば漫画の世界観にどれだけ寄せることができるかで分かれますが、高身長がトレードの桑原に185㎝の上杉柊平はぴったりでしょう。
戸愚呂(兄)
演:滝藤賢一
弟からは兄者と呼ばれる実の兄で、元人間現妖怪です。ウエーブのかかったロングヘアにコンパクトな体で、弟の肩に乗っているスタイルが多くみられます。
残忍で卑怯な性格は、弟とは違い私利私欲のために生きているような男です。妖怪転身後は、体を自由に変形させ弟の武器として戦う他、単身でも高い戦闘力を持っています。
再生能力があるので、実質不死身のようなもの。生命力がかなり高く、原作では黒幕っぽく登場してある意味読者を沸かせたキャラクターです。
原作での口ぶりから、人間の頃は弟や玄海とともに武動に精通していた様子ですが謎が多いです。
戸愚呂(弟)
演:綾野剛
兄者を肩に乗せ、グラサンをトレードマークにしているマッチョで、元人間現妖怪です。
筋肉操作を得意とした戦闘スタイルでパワータイプ。ヒールを演じてはいますが人格者で、自分に厳しくかつ自分を責めてしまう性格。
私利私欲に生きる兄者と違い過去に起こった暗い出来事から心に鬼を宿し、その後 自責の念から妖怪への転身を決めました。
過去に玄海とともに武術を極めた中であって、恋仲のような仲間のような心の底で通いあった関係のようです。
酒は飲めずオレンジジュースを頼んだり、相手を気にかけるフェミニストな一面にギャップを感じるキャラクターです。