【贅婿[ぜいせい]~ムコ殿は天才策士~】7話・8話・9話・10話のあらすじ。檀児が実印を手に入れた今、夫婦でいる必要はなくなりました。しかし2人は離れがたい気持ちになり……!? この記事では、ネタバレ感想をお届けします。
7話のあらすじネタバレ
実印を得たら離縁すると約束していた寧毅と檀児は、離れがたい気持ちがありながらも離縁を口にする。
翌日に開催される詩会には いくつもの商家が参加し、詩や踊りといった芸術を競い合う。
檀児は詩会のために馴染みの芸妓を呼ぼうとするが、すでに烏啓豪が予約していた。それどころか、他の店の芸妓もすべて烏啓豪が押さえていた。
この一件を知った寧毅はどうにかしようと街へ出た。すると、以前 池に落ちたのを助けた聶雲竹と再会する。
詩会当日。
烏啓豪が芸妓を独り占めしているために、鳥家以外の商家は散々な結果となった。そんな中、最後に蘇家の順番がまわってくる。
その時、橋の下で霧が立ち込め、一隻の小船が登場する。乗っているのは寧毅と、元 芸妓の聶雲竹だった。
寧毅が歌声で観客を魅了した後、聶雲竹は舞台に上がり素晴らしい舞を披露した。賞賛の声が上がり、蘇家は大成功をおさめる。
帰宅後。寧毅は檀児に、戸惑いながら話を切り出した。
「離縁状がなくなり書き直すのも面倒だし、それに俺は使い道があるし店も管理できる。食べる量も少な」
その瞬間、檀児は寧毅に口づけをし彼の言葉を封じた。
7話の感想
離縁したくない檀児の気持ちが見え隠れしてキュンとなる回でした。離縁状をこっそり持ち去ったり、最後のキスもかわいかったです。
寧毅の中身は現代のエリートビジネスマンですが、恋愛面に関してはデキる男というよりも「無害な草食系男子」のイメージ。キスをされて固まっていた反応が純情そのものでした。
今回は詩会も見どころで、寧毅のしっとりとした歌声が素敵でしたし聶雲竹の舞も見事でしたね。
8話のあらすじネタバレ
*一部、シーンが前後しています。
寧毅はキスをした後の檀児の行動を思い返したが、その意味は分からなかった。そんなある日、寧毅は新店で檀児にこっそり近づき頬にキスをした。
武王朝(主人公たちの国)の左上に位置する靖国が台頭しはじめた。
靖国の皇帝は、武王朝の歳幣(周辺諸国に定額の金品を贈ること)を独占する梁国に攻め入った。
これについて、武王朝の臣下たちが意見を交わす。皇帝は即断せず、梁国への歳幣は一旦保留となった。
散会後。武王朝の太師である賀元常は、呼びつけた2人の配下に、新しい生地商を探して織物50万疋を押さえるよう命じる。(歳幣のため?)
配下のうち1人は、烏啓豪に歳幣の取り引きを持ちかけに行った。
すると烏啓豪はその後、蘇家の席番頭に目をつけ「この商談(歳幣)に加わらないか」と誘う。
もう1人の配下である韓德成(蘇文興の叔父)は、蘇家の次男父子と密会し歳幣のために絹を買い占めておくよう指示する。
その後、蘇家で韓德成を歓迎する宴が開かれる。檀児はその席で、韓德成が次男家に歳幣の商いを任せようとしていることに気づいて悔しがる。
檀児は次男家に負けるものかと意気込むが、寧毅は静観した方がいいと助言する。
8話の感想
戦や朝廷の話が出てきたからか、急に話が難しくなりました。しかも、登場人物も一気に増加し混乱しそうです。
とりあえず、商人からすれば歳幣は利点しかないから関わりたいという感じでしょうか。
でも今のところ、武王朝が歳幣を継続するかどうかはまだ確定していません。だから寧毅も「静観したほうが良い」と助言したのかも?
それにしても、前世の寧毅はやり手のビジネスマンだったはずですが、恋愛面ではチェリーボーイだったのか!? キスのくだりが、完全に恋愛初心者で微笑ましかったです。
9話のあらすじネタバレ
烏啓豪に江南の絹を買い占められ、檀児の布店は苦境に立たされる。
一方の寧毅は歳幣の件を疑わしく思い、囲碁仲間の院長と秦嗣源(右宰相)に相談する。寧毅が「裏があるに違いない」と考えを話すと、2人は同意した。
屋敷に戻った寧毅は、檀児が絹を仕入れに東市に行ったと知る。しかし、江南にまだ絹があるとは思えないため寧毅は嫌な予感がしてすぐに東市へ向かった。
その頃、檀児は席番頭の案内で東市の倉庫へ。すると、なぜか烏啓豪がいた。
実は、席番頭は檀児を裏切って烏啓豪の手下になっていたのだ。
烏啓豪は「君のためにこれだけの絹を集めた。歳幣を扱いたいなら私と一緒になれ!」と力づくで体を奪おうとする。
その時、寧毅が突入し烏啓豪をボコボコにした。寧毅は帰り際、檀児に「鳥家を破滅させる」と誓う。
そのためにまずは、貼り紙を作った。内容は「鳥家が予約した10倍の値段で絹を買い取る」というものだ。
さっそく2軒の絹商が寧毅にくら替えをすると、烏啓豪は「だったら20倍出す!」と宣言し、自分は宋都尉から歳幣の商いを任されていると豪語する。
その頃。元芸妓の聶雲竹は 寧毅の助言に従いピータンの屋台を出したが まったく売れなかった。そんな中、宋都尉がすべてを買うというが 下心まる出しだった。
9話の感想
烏啓豪は檀児を窮地に立たせておきながら「君のために絹を集めた」とは、いったいどんな思考回路をしているのか?かなり色々とこじらせていますね。欲しいものが手に入らなくてわがままを言っているお子ちゃまに見えました。
彼は日本の公式サイトでは主要キャラに位置づけされていますが、実際のクレジット順は18番目なんですよね。そこから推測するに、途中からは出番が少なくなるのかもしれません。
今回も、寧毅と檀児の主人公カップルは微笑ましいかぎりでした。寧毅はすごく頼りになるかと思えば、檀児相手には草食系男子になるのが◎。
普段はとても愛嬌があってホンワカしている彼ですが、たまに殺気をみなぎらせることもあり その演じ分けが巧いです。
10話のあらすじネタバレ
(ピータンとは、アヒルの卵を熟成させた食品)
聶雲竹の屋台を手伝う妹分の元錦児は、下心をまる出しにする宋都尉を嫌悪して追い返した。結局、ピータンはすべて売れ残ってしまう。
そんななか、寧毅に頼まれた男徳学院の友人たちが販売の手伝いにやってくる。彼らのおかげで屋台は繫盛し、聶雲竹はお礼にピータンの作り方を教えた。
寧毅は男徳学院の友人たちにピータンの事業計画を話す。
「フランチャイズの本店「竹記」を作る。加盟して費用を払えば誰でも屋台でピータンを売れる」
仕入れの卵は2斤で10文。それに対して、販売はピータン1つで10文。どう考えても大儲けできると判断した友人たちは迷わず加盟した。
民衆にも加盟者を募ったところ 多くの人間が希望し、寧毅は加盟費だけでも沢山儲ける。
その頃。檀児の布店は、烏啓豪の店に客を取られていた。買い占めにより絹も手に入らない今、檀児はすべての支店を閉店して譲渡した。
この決断に、次男父子は「相談もなく閉店するなんて」と非難する。当主も今回ばかりは心配そうだ。檀児は1か月だけ時間がほしいと頼み込んだ。
1か月間、寧毅は布店で働いていた従業員たちに屋台でピータンを売らせた。結果、1ヶ月で1万5000両もの純利益が出る。
寧毅たちは芸館でその成果を喜んでいた。隣の部屋では、烏啓豪が宗都尉を接待している。宗都尉は元錦児を無理やり連れ帰ろうとした。
そこへ、寧毅が駆けつけ助けようとしたものの剣を突きつけられてしまう。殺されそうになったところに、覆面女性が現れる。
10話の感想
檀児が支店をすべて譲渡したのは、おそらく寧毅の計画どおりですよね。でも、いくらピータンの販売が儲かると言っても、蘇家はもともと布商なのにピータンにくら替えしたら家名が落ちたりしないのでしょうか。
それにしても、宗都尉の下心まる出しの演技があまりにも巧いため、思わず「うわ~」と声が出そうになってしまったほど。きっと彼は、女性で身を滅ぼすタイプですね。
今回は女性の刺客が初登場しました。スタントなしのアクションは切れがありカッコ良かったです!寡黙な雰囲気も素敵で、注目キャラがまた1人増えました。
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